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2006年03月14日

第三回十字軍(12世紀)&リチャード1世

第三回十字軍(1189〜92)

1187年、イスラム君主サラディンがエルサレムを占領したため、神聖ローマ皇帝フリードリヒ1世(ドイツ赤ひげ王)・リチャード1世(イギリス獅子王)・フィリップ2世(フランス尊厳王)らが総出で参加した十字軍遠征。

十字軍というと、この『獅子王リチャード』の名前が真っ先に出てくる勇猛果敢な伝説的存在。リチャードは戴冠式後まもなく十字軍に出発。1191年、エルサレム北のアッコンへの攻撃で、イスラム君主サラディン率いるサラセン軍を破り、エルサレムまで迫る。

しかし留守中に弟ジョンが王位を奪おうとしたため、サラディンとの激戦は勝負がつかず、やむなく休戦条約を結び帰国の途につく。この途中オーストリア公の部下に捕えられ、幽閉の身に。さらに神聖ローマ帝国皇帝ハインリヒ6世の捕虜となり、莫大な身代金を要求されるなど、ようやくロンドンに戻れたのは、1194年だった。

リチャード王というと、腹黒い弟のジョン王との対比、『アイバンホー』のイメージで正義に溢れた強い王という感じがするが、実は他のヨーロッパ諸国の王との確執、軍事費の負担の増加、また、アッコンを占領した際には、多くのサラセン人を捕虜にし、大量に処刑するなど悪評も高い。

在位期間のほとんどを戦いに明け暮れ、結局1199年には戦死、王位は弟ジョン王へ。十字軍の遠征で悪化していたフランス王フィリップ2世との関係は、決定的対立へ。結局ノルマンディーの領土を失ってしまう。(ジョン失地王と呼ばれる所以)

HS-37『剣と竪琴―戦士に愛を
剣と竪琴―戦士に愛を

ノルマン人貴族の娘だというヒロイン、ロアンナ。ヒーローのエムリスはノルマンの血を引くウェールズ人。第三回十字軍に参加するも、アッコンの戦いで傷つき、戦地に置き去りにされてしまう。アッコンでの捕虜の処刑、サラディンについても触れている。
「リチャード1世は戦術には長けているが、愚かな男だ。」

ウェールズという特殊な土地柄、ノルマン人への複雑な思い、イングランドの王に対する葛藤、歴史的背景がわかって読むと、なお面白いです。



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