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2006年03月16日

ばら戦争 (イギリス)

百年戦争(1453年終結)のあとに続いて戦われた、イングランドの内戦。1455年から1485年までの30年間にわたって「赤ばら・ランカスター家」と「白ばら・ヨーク家」とが王位をめぐって争ったのが「ばら戦争」です。

ランカスター家、ヨーク家といっても、もとはといえば百年戦争をはじめたエドワード3世の子供たち。分家間の内輪争いです。実は本家のプランタジネット家は、ばら戦争以前に王位を奪われています。その辺の説明から・・・

ばら戦争から遡ること100年。エドワード3世の長男エドワード黒太子は百年戦争で大活躍するも父の在位中に病死。王位は、その子のリチャード2世(在位1377年 - 1399年)が継承しますが、度重なるフランスとの戦いで国政は乱れ、民心を失っていきます。
そんな中で、四男のランカスター公ジョンの子、ボリンブロクが王位移譲を要求。リチャード2世を退位させ、ヘンリー4世(在位1399年 - 1413年)として即位します。これがランカスター家(ランカスター朝)。

父ヘンリー4世を継いだヘンリー5世(在位1413年 - 1422年 愛称ハル)は、国内が安定したことから一時中断していた百年戦争を再開し、アジャンクールの戦いでフランス諸侯軍を破って大勝しますが急逝。遺児ヘンリー6世(在位1422年 - 1461年)が王位を継ぎます。

ところがヘンリー6世は統治能力に乏しいうえに、フランスとの戦い(百年戦争)では仏王シャルル7世に追い詰められ、1453年、ついにイギリス領であったボルドーまでを失ってしまいます。(百年戦争の終結)。

ばら戦争―装甲騎士の時代
ばら戦争―装甲騎士の時代
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ここで登場するのが、ヨーク公リチャード。エドワード3世の曾孫、五男ヨーク公エドマンドの孫。ランカスター家からの王位の奪還を計ります。1455年、セント・オールバンズの戦いでヨーク家軍がヘンリー6世の王妃マーガレット率いるランカスター王家軍を破り、ここに「ばら戦争」がはじまります。1461年、ヘンリー6世を倒し、ヨーク公リチャードの長男エドワード4世が王位につきます(ヨーク朝の成立。)

ところが、その後ヨーク家は内紛によって自滅していきます。主役は四男リチャード。三男のクラレンス公ジョージを排斥し、1483にエドワード4世(長男)が崩御すると、幼い二人の王子を殺害し、リチャード3世として王位につきます。こうしてヨーク家はリチャードを残して後継者が誰もいなくなります。

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1485年、赤ばらランカスター家の血を受継ぐ(母方)ヘンリー・チューダが攻め込み(ボズワースの戦い)、リチャード3世を打ち破ります。この戦いをもって、ばら戦争は終結。ヘンリー・チューダーはヘンリー7世として王位につき、チューダ王朝が始まります。ヘンリー7世は故エドワード4世の長女(ヨーク家)を王妃に迎えて両家の争いに終止符をうち、以後王権の強化への基盤を固めるのでした。


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