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2000年01月01日

ヘンリー1世&マティルダ王妃

ヘンリー1世(1068-1135)
父親はイングランドにノルマン朝を開いた征服王ウィリアム。
四男ながらちゃっかり、といおうか兄の死にすかさず
王位についているしっかりもの。愚王と言われる兄ウィリアム2世とは違って、後の世でも『賢王』の誉れが高い王です。

イギリス王家系図(12世紀) ( )内は没年

1ウィリアム1世(-1087)     
  Lロバート(ノルマンディー公)(-1135)
  L男 
  L2ウィリアム2世(-1100)
  L3ヘンリー1世(-1135)マティルダ(スコットランド王女)

  |       Lウィリアム(-1120)  
  |       Lマティルダ(女帝モード) 
  |          L5ヘンリー2世(-1189)
  Lアデイラ=スティーブン(ブロワ伯)
            L4スティーブン王(-1154) 



さて、このヘンリー王が登場するヒストリカルロマンスのご紹介。
王の定めにより 憎しみの果てに
シャーリー・アントンの『ウォルモント』シリーズです。
HS-75 『王の定めにより』、HS-161『憎しみの果てに』
それぞれ長男ジェラードと異母弟リチャードが主人公。
くわしくはこちら

ここに登場するヘンリー王というのがヘンリー1世のこと、そして王妃マチルダはヘンリー1世妃のマティルダのことです。女帝モードとよばれたもうひとりの『マチルダ』は2人の娘。『憎しみの果てに』では、ハインリヒ皇帝と王女の婚約式にヒーロー、リチャードが兄ジェラードの名代として参加するというところからお話が始まりますが、この婚約式、実話なんですね〜。(女帝モードと王位をめぐる争いについてはこちらもどうぞ)

さて、話をヘンリー1世に戻しますと、彼は賢王としても有名ですが、好色でも有名。なんと庶子の数だけでも20人以上!この辺の史実をしっかり取り入れているのが、『ウォルモント』シリーズ。当時は庶子の存在が当たり前の時代。
ヒーロー二人は見た目そっくりな美男の異母兄弟という設定。おまけにリチャードは兄を助けるよき弟です。異母兄弟争う史実が多いのですがお話の世界では、ジェラードにも庶子デイモンがいて、ヒロイン、アーディスも庶子、実子の隔てなく可愛がるやさしい母として描かれています。

ヒストリカルのヒーローにはこうした庶子持ちヒーローが多い。なんでわざわざ庶子を登場させなきゃいけないの・・・という設定もあって、そのわけのわからないところもヒストリカル〜!!!微妙に史実をフィクションにしているところがツボです。

『王の定めにより』の中ではマチルダ王妃は、ヘンリーの王妃でありながらサクソン人の高貴な家の生まれのため、ノルマン人の宮殿にとけこめずにラムジーの修道院に隠棲しているという設定(1101年)。平凡な器量ながら、慈愛に満ちた女性で、ヒロイン、アーディスのよき理解者で、子供の名付け親にまでなってくれる。

で・・・本当はどんな王妃なの?
ということで↓こちらに詳しい。
4309472745英国王妃物語
森 護
河出書房新社 1994-09

by G-Tools


エディス・マティルダ(1080-1118)
エディス・オブ・スコットランドともいう。
実は彼女はスコットランド王の娘。
さらには母方は由緒正しきサクソン王家の血筋。
ヘンリー1世は賢王にふさわしい妃を選んだといわれていますが、その理由がこれ。二人の結婚で、それまで争いが絶えなかったスコットランドとの関係が一気に安定化。結婚後すぐに一男一女に恵まれ、1118年37歳で急死するまでの18年間の結婚生活は幸せハートたち(複数ハート)(だったろうな・・まあ、20人も庶子がいたとはいえ、王妃ですからね。王妃。)さらにマティルダ王妃は弱きもの、貧しいものへの善行で知られ、国民の信頼と人気は絶大だったといいますから、やっぱり幸せだったろうな・・・う〜む、でもダイアナ元妃の例もあり、美貌で国民の人気が高く・・・37歳・・・イメージはもうダイアナ妃・・・。

さて妄想はさておき

マチルダ王妃の父親はスコットランド国王マルカム3世(1093没)
母親はサクソン王エドマンド2世の孫マーガレット

サクソンの姫君が、ノルマン人に追われ、船で逃げる途中に難破しスコットランドの海岸に漂流しているところを若い男やもめのマルカムに助けられたという。その美貌に一目ぼれのマルカムの妃に迎えられる・・・こりゃ、こりゃハーレクイン顔負けのロマンスですね〜。
詳しくは英国王妃物語をお読みください。

現在のエジンバラ城が居城。
三男二女に恵まれるも、マルカムがイングランドとの戦いで戦死すると、マルカムの弟ドナルドと先妻との子ダンカンとの間で王位継承の争いが勃発。(マーガレット王妃自身はマルカムの死後、夫の後を追うように亡くなる。)マーガレットの5人の子供はイングランド王を頼ってイングランドへ。こうしてエディスが預けられたのがラムジー尼僧院(ウインチェスター南西部に実在したんですね)。この尼僧院で13歳から20歳までを過ごします。母に似て、エディスも美しい女性だったといいます。

で・で・・・ここからが、
ロマンスファンの脚色(?妄想)が突っ走る〜。
脚色しがいのある話、すごいんですね〜。
尼僧院にいたはずなのに、なんでか知らないけれど、時の権力者の弟(当時)、ヘンリーの目にとまってしまったエディスは、周囲の反対も押し切ってめでたくイングランド王妃に黒ハート20歳の花嫁〜(結婚式は1100年11月11日だそうです。ヘンリーは1100年の8月に即位したばかり。)

僧院にいたのに…、
王の弟とひそかに会い、憎からず思うように…
美貌のうわさの高い彼女にひかれたヘンリーが王弟の特権を利用して接近…

きゃ〜、誰かロマンス小説化して!!!というおはなし。
(この際、スコットランドを手に入れるための政略云々というのは置いておこう・・・)


↑私のらぶらぶイメージを見事に裏切って『王の定めにより』に登場するマチルダ王妃とヘンリー王は全然ホットじゃない・・・だいたい平凡な中年・・・というイメージなんですよ〜。まあ、この部分は作者、シャーリー・アントンの創作ということで、割り切ればそれはそれで全然問題なし。かえって面白い。

『王の定めにより』のヘンリー王&マチルダ王妃から
私の頭の中では新たに2つのロイヤルロマンスが・・・!



ロマンスってやめられません。


ウィンチェスター
イングランドで最も歴史ある町の一つ。ローマ人の軍都として始まり、9〜10世紀にはイングランドの中心地として繁栄。11世紀にはウィリアム一世が戴冠式を行うなど、当時は王国の首都的存在だった。











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